白TシャツやYシャツの襟元・袖口についた黄ばみを見つけると、「白物だから漂白剤に浸ければ落ちるだろう」と考えがちですが、その黄ばみが日焼け止めに由来する汚れだった場合、塩素系漂白剤を使うと鮮やかなピンク色に変色してしまうトラブルが発生しますよ。
日焼け止めには紫外線吸収剤などの成分が含まれていて、これが塩素系漂白剤(ハイターなど)と化学反応を起こすことでピンク色の物質へと変化します。
洋服の生地そのものが染まったり傷んだりしたわけではなく、付着していた日焼け止めの成分が漂白剤と反応して発色した状態になります。

でも、ここであきらめないで。
一度ピンク色になっても正しい手順を踏めば元の白さに戻すことができるんです。
変色してしまった場合の回復手順
- 漂白剤の成分を水で十分にすすぎ流す。
- 変色した部分へ洗浄力の高い濃縮タイプの液体洗剤(アタックZEROなど)の原液を直接塗布。
- 生地を傷めないよう優しくもみ洗い、またはつまみ洗いをして、水ですすぐ。
- 落ちきらない場合、原液塗布ともみ洗いを数回繰り返す。
根底にある原因は、日焼け止めに含まれるパウダーや油脂成分が繊維の奥に入り込み、通常の洗濯だけでは落ちずに残ってしまうことで、汚れを残したまま塩素系漂白剤を投入すると変色するため、漂白を行う前の「予洗い」が極めて重要になります。
日焼け止めの黄ばみや汚れを落とす際は、洗濯機に入れる前に蛍光増白剤無配合の濃縮液体洗剤を直接塗布し、部分的につまみ洗いをしてから通常通り洗濯するのが効果的。
また、漂白剤を使用したい場合、塩素系漂白剤ではなく「酸素系漂白剤(ワイドハイターなど)」を使用すれば変色の心配はありません。
デリケートな衣類や水洗い不可の表示がある服については、洗剤の原液塗布やもみ洗いが生地を傷める原因になります。
衣類タグの洗濯表示を必ず確認し、水洗いできない衣類でトラブルが起きた場合は無理に自宅で処理せず、クリーニング店へ相談することをおすすめします。