これから暑くなってくる季節になると使用頻度が低くなってくるであろうポットですが、水の入っている電気ポットは放置しすぎると、お湯が臭ったり、お湯の出が悪くなったりするので、こまめな掃除が必要です。
まぁ、ポットの場合、お湯しか入っていないので汚れわけがないと思いがちですけど、実は、内側や外側には汚れがついているんですよ。
ポットの外側は、人が触れる部分ですので手垢やホコリがつきますし、キッチンなどに置いていると、料理の油や汁が飛んできますし、気づいたらベトベトになっていたなんてことも。
ポットの内側は、水やお湯だけだから大丈夫なんておもいがちですが、その中にいれる水道水やミネラルウォーターは、水分が蒸発すると、水に含まれるカリウムやマグネシウムなどのミネラル成分が残り、白く固まります。
ポットの中が白くなっているのはこのせいなんです。
そしてこの水垢は蓄積され、ポット内にこびりつき、汚れとして目立ってきて、なかなか落ちなくなってしまいます。
もっともミネラル成分自体、体に有害ではないのですが、そのまま使っていると「なぜかお湯に味がする」「お湯がまずい」なんて経験ありませんか?
実は、ポットに水をいれっぱなしにしていると水垢が溜まり、雑菌が繁殖してしまうんです。
給油ボタンを押しても水の出が悪いという場合、ほとんどの場合蓄積された水垢がポットの口に詰まっていたりもするんです。
そういうわけで、水やお湯だけしか使わないポットとはいえ、定期的な掃除が必要になってきます。
では、いったいどれくらいの頻度で掃除すればいいのでしょう??
この掃除については、最低でも3か月に1度くらいを目途に定期的な掃除を行うようにしましょう。
簡単な方法は、定期的にスポンジで軽くこするだけでもいいのですが、その前に水にクエン酸を入れて沸騰させ、その後1時間から2時間ほど放置しておき、しっかりすすぐと効果的です。
これだとクエン酸の力で消臭・殺菌効果も期待できますし、面倒くさい作業でもないので簡単ですよね。
クエン酸の量は、だいたい1.2リットルあたりの水にクエン酸大さじ1杯程度で済みます。
クエン酸がない場合は、お酢でも代用できますので、お酢を1.2リットルあたりの水に大さじ1杯程度をいれて先ほどの工程をなぞりましょう。
お水だけ、お湯だけなのでキレイと思いがちですけど、口にするものですから、しっかりとメンテナンスはしておきたいものですね。