25年以上にわたり掃除機テクノロジーの研究開発に取り組むダイソンが、日本を含む主要11カ国、12,309人を対象に掃除にまつわるグローバル意識調査を実施。
この調査は、掃除習慣や行動変容に加え、ハウスダストそのものやハウスダストが人々の日常生活や快適な住空間づくりに及ぼす影響に対する意識の傾向を浮き彫りにすべく実施されていて、今年で2年目となる本調査では、引き続き新型コロナウイルス感染拡大、および予防対策等の影響もあり、自宅や室内で過ごす機会が多く、調査に参加した人々の回答からも自宅環境を清潔に保つことへの高い意識が伺える結果となったようです。
生活空間を衛生的かつ健やかな環境に保つよう、世界中で95%が昨年と同等またはそれ以上の頻度で掃除を実施していると回答しています。(日本単体の回答は88%)。
また、おうち時間が増えた昨今、1年以内の新規ペット飼育者の飼育頭数は、犬・猫共に2019年、2020年と増加傾向(日本国内)となったようで、その傾向は世界的な流れとなっているようで、現在世界中の家庭の57%がペットを飼っているといわれています。
日本においては、推計約1,320万世帯が犬ないし猫、または犬猫両方を飼っていると考えられ、今回の調査では、ペットの飼い主の2人に1人が自分ないし家族のベッドでペットが寝ることを許しているようです(日本単体の回答は、59%)。
人間は、寝室や寝具の上で一日の1/3を過ごすと言われていて、自身だけではなく大切なペットも休息のひと時を過ごす寝具に関し、掃除という意味でのケアや、またペットが寝室や寝具に持ち込む可能性のある、目に見えにくい微細な物質に対する意識に課題があることが明らかになりました。
- ペットの飼い主の約7割が、ハウスダストと呼ばれる、ダニの死骸やダニのフンなどがペットに付着している可能性に気付いておらず、また実際に寝具掃除を実践しているのは、約3割のみ。
- •ペットの飼い主の2人に1人は、ダニのエサにもなりえる皮膚片がペットに付着している可能性に気づいていません。
ダイソン微生物学研究ラボのリサーチ サイエンティスト、モニカ スティチェン(Monika Stuczen)は「多くの人は、目につきやすいペットの毛が一番の問題だと思っています。そのため、肉眼で見えにくい、ハウスダストのような微細なホコリやゴミが、ペットに付着している可能性に気づいていないという回答は驚くほどではありません。」と答えています。
ダイソン グローバル ダスト調査 2022では、ペットの飼い主の半数近くが少なくとも週に1回は家でペットの毛の手入れをしていると回答している一方(日本単体回答、66%)、そのうち4人に3人がブラシまたは櫛による手入れのみを行っていると答えており(日本単体回答、72%)、その結果、家の中に落ちるペットの毛の量は少なくなる一方、ペットの体の表面には肉眼では見えにくい微細な粒子物質が付着したままの可能性があり、このように室内環境に潜む、目に見えにくいハウスダスト等の微細な物質への意識課題は、ペットの飼い主だけではありません。
44%の人々が、家の中が埃っぽいと感じる時や目に見えるホコリやゴミがあるときに掃除に取り掛かろうと思うと回答し、日本単体での割合は48%で、前回の回答(40%)と比較しても増加しており、この回答結果からも、肉眼でホコリやゴミを確認した際に掃除へのモチベーションがより高まる傾向にあるということがわかりました。