終活から葬儀後までのライフエンディングのトータルサポートを提供する燦ホールディングスグループが行った、40~70代の男女1,000名を対象とした終活に関する意識調査によれば、「終活」の認知度は95%と高いのですが、実際に行ったことがある人はたったの7%なのだとか。
現在では「終活」の認知度は95%と非常に高く、ほとんどの人がその言葉を知っているとはいえ、「終活」経験者はたったの7%と、その認知度の高さに比べ実践している人は非常に少なく、「終活をしたいと思っている」人が過半数以上の57%を占めているわりに、なかなか行動にまで移れないようですね。
また「終活」の目的を「残された人に迷惑をかけないため」と回答した人が8割以上もいるようで、自分の死後、苦労を掛けたくないという思いが強いようで、自分のために実践するという人は少数のようです。
コロナ前後で「終活」への考え方は、どのように変化しましたか?という問いに対しては、コロナ禍をきっかけに「終活」への考え方に変化があった人は12%にも上り、死を身近に感じ、終活の必要性を感じているようで、その変化は以下のような回答があがってきたようです。
- 終活を考えるようになった、死を身近に感じたなどの声がありました(一部抜粋)
- 終活を考えるようになった。前倒しで取り組みたい
- 気持ちの整理になるので早くても良いと思った
- いつ自分がそうなるか分からないから、少しずつでも準備をした方がいいのかなと意識が変わった
- まだ先のことと考えず、行動の具体化をする準備が必要だと思う
- 死は予期せぬ時に来るものと改めて認識しました。終活には時間が必要なのですぐにできることから始めました
- まだ先と思っていたが、有名な芸能人の方がコロナで亡くなり他人事ではないと思って、先々のことをノートに書いてみたり、娘に話したりした
- 家にいる事が多くなり、整理整頓する機会が増え、残された者が処分に困らないよう考えるようになった
- これまで自分の死についてきちんと考えたことはなかったが、コロナ禍でいつどうなるかわからないと思い、エンディングノートを書き始めた
- 何時までも自分では健康で長生きすると思っていましたが,今はコロナにかかったら何時死ぬか分からないから
- いつ自分の終末期を迎えるか分からない
- 身内と最後の別れができないことを想像した
- 人とのつながりを考えるようになった