兵庫県の西宮市が、平成31年3月に策定した一般廃棄物処理基本計画に定める基本方針の一つとして、「リデュース(発生抑制)」・「リユース(再使用)」の2Rの優先的な実践を推奨するなど様々なごみ減量施策を展開しているのですが、令和4年4月からは新たな施策として「指定ごみ袋制度」の導入を開始する等、さらなるごみの減量に取り組んでいるのですが、近年、粗大ごみの収集申込件数が増加し続け、収集申込後、収集に伺うまで3週間待ちの状態が続くなど、粗大ごみの減量が喫緊の課題となっているのだそうで、このような現実から、不用品を粗大ごみとして安易に処分するのではなく、まずは必要とする方へ譲渡するリユース活動を率先して実践していただきたいとの考えから、民間企業が展開するプラットフォームである「ジモティー」「メルカリ」「おいくら」を活用することとし、各社と連携協定を締結するのだとか。
また、市民から排出される粗大ごみの中にはまだまだ使用可能な物が数多く存在していることから、民間企業との連携の一環として、「メルカリShops」を通じ、市民が排出した粗大ごみを販売するリユース活動をモデル事業として実施するのだとか。
市には粗大ごみの回収依頼が年間12万件以上あり、率先してリユース(再使用)に取り組むことで市民を啓発し、粗大ごみの減量を狙っていきたいのだそうです。